〜アルバレアと私〜


「アルバレアの乙女」は、「アンジェリーク」に次いで(?)別メーカーが作った女の子向けのゲームです。
主人公アシャンが、アルバレア王国唯一の「聖乙女」をめざして、勉強あり戦いあり恋愛ありの学園生活タイプの恋愛シュミレーション。
恋の相手は5人の聖騎士様&α。(中でも私はレオン様が好き)

それはともかく、このソフトは1997年にPC−FXで発売され、翌年の秋にはPSに移植されました。
発売元が変わったこともあり、移植にあたっては大幅な変更がありました。
キャラクターやストーリーはそのままですが、イベントの追加やおまけEDの追加、キャラや背景のCG、行動パターン、アイコン等システムも一新!…とまあ、プレイする前から雑誌の記事などで分かってはいましたが、実際プレイをしてみて実感しましたこの差…
いろいろな意味でショックでした。
はっきり言って別物。  片方しかプレイしていない方には分からないと思いますが、私個人としましては固まってしまいました。

というのも、実は私はPC−FX版の「アルバレア」で、結城比呂さんのファンになってしまったので、その分思い入れもありました。
もっともPC−FX版も完璧ではありませんが、、操作性や音楽はグーでした。
そういう意味ではPS版は少し不満が残ります。そんなわけで、気になる点をあげてみたいと思います。(あくまでも私の視点ですが)

まず、
改善されて良い点は以下のとおり。
1、イベントが追加されたこと。
2、地図の移動が楽になったこと。
3、バトルシーンが楽になったこと。
PC−FXでは主人公は攻撃魔法も使え、敵を倒すノルマがありました。
PSでは聖騎士たちのバック支援オンリーなので楽勝でした。が、物足りなさがあったことは否めません。あとはPC-FXのようにライバルたちとは同じ戦場にならないので、余計な嫉妬をしなくてすんだことですか(笑)
いえ、PC−FXでは戦闘中ライバル(特にミュイールがレオン様に近づいていたもので・・・(笑)
バトル後の騎士との会話イベントもよいですね。

次に
不満な点は以下のとおり。
1、画面の切り変わりが非常に遅いこと。(イライラする〜)
2、能力値や聖騎士との愛情度が棒グラフで差が分かりにくいこと。(PC−FXは数字)
3、BGMがマズイこと。というかアレンジがマズイ?同じ曲のはずなのに全然違う!しかも、主人公の育成シーンが特に行動の音が大きすぎてBGMが聞こえず、もったいなかったです。
4、戦闘がつまらない。(上記参照)CGも可愛くない。
5、デートの約束がめんどうくさくなったこと。騎士さまからあんまり誘ってくれなくなったし、当日いったん約束して別れて待ち合わせなんて疲れるー。(私はめんどうくさいのイヤだよー)
6、これが最大にして最高の不満!それは声、声です。


たしかに、前もって戦闘の技が少なくなったのを知っていましたから、「そうしたら技を行使するときのかっこいい声も聞けなくなるんだなあ」と残念に思っていました。しかしその反面、声を改めて収録し直したと知って、期待もしていました。ところが、ところがー!
いざ、レオン様とデートした時のショックといったら…
「うそ・・・。PC−FXであんなに私をクラクラさせたレオン様の声がないなんてーっ」
そう、無声だったのです!
も、すごく悲しかったです。(イベントにはついてはいたけど)
声のついていないレオン様なんて気の抜けたサイダーですよ。

・・・そんなわけで、私はPC−FX版の貴重さを改めて感じました。
しかし、正直言って、あの日常デート会話の声と雰囲気がなかったら、今結城さんのファンになってたかどうか分かりません。

PC−FXのCGはかなりいまいちです。が、声ですべて許せます(笑)
ちなみに私はPC−FXの「アルバレア」のレオン様の会話をすべて聞いて編集したいと長年思っ
てはいるのですが、
かなりのパターンをプレイしないと難しいようです。(っていうか時間ないです)
しかも「アンジェリーク」みたいにメッセージ集も出てませんしね。音楽(BGM)集も出ていないから残念。
BGM集出して欲しいです〜。(今や無理っぽいですけどね)


私が選ぶ戦闘モードのお気に入りセリフ集〜PC−FX(追記:2013.08.29)


◆ジャン様の出陣前の、騎士団に対する一言(in 宮廷前)

「今回は聖乙女候補生のアシャンティ=リィスも一緒に動向するから、
みんな面倒を見てあげて」

《解説》これを聴くたびに、「ああ、ジャン様って、若いけどやっぱり団長なんだなあ」って妙な感動を覚えます。責任感というか・・・


◆ジャン様の、戦闘開始時における諸注意

「気を付けて、アシャン!
僕たちにとっては、あんな奴らザコだけど、アシャンはそうもいかないから」

《解説》ザコという言葉に若さと頼もしさを感じます。アシャンを気遣っているのも好きv


◆レオン様の、戦闘前の質問(モンスター編)

レオン 「モンスターは怖くないか?」
(アシャンの選択→) 「はは・・・少し、苦手です」

レオン「俺がついているから、大丈夫さ!」

《解説》く〜vさらりと言ってくれるじゃありませんか。この頼もしさ、自信がなければ言えませんよね?
普段のデートでは気の利いた言葉が言えないレオン様も、戦いになると途端に凛々しくなる。やっぱり騎士なんですねv


◆レオン様との共同戦線編(バトル中に、敵の増援部隊が現れた時)

アシャン「レオン様、敵の援軍が!」

レオン「大丈夫だ、アシャン!何があってもお前はこの俺が守る!」

《解説》このセリフが聞きたいために敵の増援を待つべし。